きなこです。子供たちと自然遊びを楽しみながら、「いっぷく図書図鑑センター」の運営に携わっています。今回は「田んぼビオトープ」の生き物探索のレポをまとめます。

岐阜県下呂市金山町 菅田集学校(旧 菅田小学校)の中にある図書室。
その名も 「いっぷく図書図鑑センター」

ここはただの図書室ではなく、 「本 × 自然体験 」 をコンセプトに、子どもも大人もワクワクしながら学べる場所です。

もともとあった小学校の図書館をそのまま、本も全て残されています。昔ながらの木造校舎のぬくもりを感じながら、生き物の図鑑や、田舎暮らしに関する本を手に取ってみてください。

菅田川に生息するオオサンショウウオの本や、水辺の生き物、昆虫や植物など、菅田の自然に関する本を集めたコーナーも設置されています。

「実際に田んぼで見た生き物が、図鑑に載ってる!」
「このカエル、昨日鳴いてたやつだ!」

そんな発見をしながら、本を楽しめるのが、この図書館の魅力です。

自然に関する本以外でも、小説や物語、絵本など、さまざまな種類の本が揃っています。

地元住民で運営管理されているので、当時の小学校時代の本だけでなく、地域の方々から寄付された本や、オススメの本なども定期的に追加され、アップデートされているのも魅力です。

小学校の下に流れる菅田川のせせらぎと野鳥のさえずりを聞きながら、山々に囲まれた静かな場所で、ゆったりとした時間を過ごしませんか?

図書室の窓から見える自然の風景に心癒されます。

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楽天ルームでは、『いっぷく図書図鑑センター』で読むことができる、菅田川の生き物や自然に関する本を紹介しています。ぜひ参考にしてみてください↓↓

「いっぷく図書図鑑センター」がある桐洞地区の隣、笹洞地区には、古民家が残る昔ながらの風景 が広がっています。

「こんな場所がまだ残っていたんだ…」
そう思わず声を漏らしてしまうような、どこか懐かしく、心がほっとする風景が広がります。

また、田んぼの脇に広がる畦道を歩けば、四季折々の風景が楽しめます。
春は菜の花が咲き乱れ、夏は青々とした稲が風にそよぎ、秋には黄金色に染まった田んぼが広がり、冬は静けさの中に霜が降りる。

こんな 「日本の原風景」 を、五感で感じることができます。

まさに、日本の田舎の風景!という懐かしさを感じられるスポットです。

古民家の目の前にある田んぼは 「田んぼビオトープ(生き物の生息空間)」 として活用しています。

『いっぷく図書図鑑センター』のインスタグラムでは、菅田の豊かな自然の中で遊びながら学んで楽しむ活動を紹介しています。

イベント情報も更新中なので、ぜひフォローしてチェックしてみてください!

生息する生き物
・アカハライモリ
・カエル(モリアオガエル・トノサマガエル・カジカガエル)
・オタマジャクシ
・メダカ
・ゲンジボタル

網でひとすくいするだけで、大量のアカハライモリが!!

こんなに大量にアカハライモリを一度にすくえることはなかなか見られないと思います。ここは毎年たくさんのアカハライモリに出会えます。

こどもたちも大興奮でびっくりしながら喜んでいました。

アカハライモリ、名前の通り、お腹が赤いのが特徴です。

観察するために、1匹だけ家で飼って育てることに。残りはもとの田園に戻しました。

田んぼ周辺の草むらからはモリアオガエルが出てきました。

木の枝にはモリアオガエルの卵がありました。こんな高いところに卵を産み付けるなんて不思議ですね。外敵から守るためでしょう。

田んぼビオトープのすぐ横には水路があり、そこでも生き物探しができます。

大きなトノサマガエルを見つけました。

子供たちは夢中になって探していました。生き物がたくさんいて魅力的な場所です。

カジカガエルも発見しました!鳥のようなきれいな鳴き声が特徴です。

水路の方にもアカハライモリがいました。

冬の田んぼビオトープ。夏の田園風景とはまた違った魅力があります。

雪が積もり、田んぼの水面は全面に氷が張っていました。

子どもたちは、氷を触ったり、水面で滑らせたり投げたりして氷が割れる様子を楽しんでいました。

まるでスケートリンクのようです。でも表面は1センチくらいしか厚みがないので乗ることはできませんでした。

田んぼがある古民家には、2匹の猫が飼われています。屋根の上で日向ぼっこしていました。

田んぼビオトープでの活動例

  • 生き物観察(アカハライモリ、カエル、オタマジャクシ、メダカ)
  • 夜のカエル観察会
  • ホタル探し
  • 冬の凍った水面で遊んでみよう!
  • 四季折々の自然散策

四季折々の田園風景を楽しみながら、昔ながらの暮らしを五感で体験できるのも魅力のひとつです。

『いっぷく図書図鑑センター』のインスタグラムでは、菅田の豊かな自然の中で遊びながら学んで楽しむ活動を紹介しています。

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田んぼというと、「お米を育てる場所」というイメージが強いですが、実は 多くの生き物が暮らす貴重な生態系 でもあります。

現代では、農薬や開発によって、生き物が住める田んぼがどんどん減っています。

でも、ここでは 「守るだけでなく、増やす」 ことを目指し、田んぼを ビオトープとして、アカハライモリ、モリアオガエル、オタマジャクシ、メダカたちが生息する、生き物たちの楽園となっています。

現在はお米作りには使われておらず、生き物たちの宝庫となっています。

そんなに大きくない田んぼですが、昔ここでお米作りがされていたように、お米を育てる体験もいずれできたらいいなと思います。

農薬を使わず、自然のままの環境 を保ち、田植えや稲刈りの時期に生き物を守る活動もしながら、多様な生き物たちが生息できる環境を整えていけることが理想です。

生き物とふれあいながら、 自然の大切さや生態系の仕組み を学ぶことができます。

🌱 自然に触れながら学びたい子ども
🌾 田舎の暮らしを体験したい大人
📖 本を読みながらゆったりした時間を過ごしたい人
🐸 生き物好きな人、環境問題に関心がある人

「いっぷく図書図鑑センター」では、「田んぼビオトープ」以外にも、豊かな自然環境を生かして様々な活動を行っています。

「いっぷく図書図鑑センター」がある菅田集学校の下を流れる菅田川では、昔も今も特別天然記念物オオサンショウウオが生息しています。

菅田川での魚探しを子供たちとしていると、オオサンショウウオを発見することが頻繁にあります。

きれいな水にしか生息できないので、オオサンショウウオが共存しているということは、この菅田川の環境がいかに豊かで美しいかが伝わるかと思います。

定期的に開催されているオオサンショウウオ探索&勉強会では、県内初めてチュウゴクオオサンショウウオとの交雑種が発見されました。

生態系の変化の恐れがあるとして、引き続き調査が行われています。

浅瀬で流れも穏やかな川なので、子供たちの自然遊びや野外活動に適した環境です。

カワヨシノボリ(ゴッチャク)、鮎、ムツ、オイカワ、アジメドジョウなどの小魚を探索できるイベントも定期的に開催しています。

ぜひオオサンショウウオも見つけてみてください!


訪れる人々に 「自然と本と遊ぶ楽しさ」 を届けます!

イベント情報はインスタグラムで随時発信中です!


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