天気のいい日は、ずっと菅田川で魚探しをしている子どもたち。
浅瀬で、水の流れも穏やかなので遊びやすい川です。
この記事では、菅田川の概要や、菅田川で実際に子供たちが捕まえた生き物についてご紹介します。
1.菅田川について☆
菅田川流域は約2kmで、菅田桐洞(大谷戸)から金山(井尻)の間を指します。闇夜に舞うゲンジボタルの乱舞が見られ、古来からホタルの名所として知られています。
☆菅田川のゲンジボタルについてのブログ記事はコチラ!
また、特別天然記念物 オオサンショウウオも生息しています。
綺麗な川にしかいないホタルやオオサンショウウオがいるってことは、いかに恵まれた自然環境かがわかりますね。
1-1 菅田川のオオサンショウウオ☆
2023年8月、息子と一緒に参加した、菅田集学校(旧 菅田小学校)内の図書室(いっぷく図書図鑑センター)が主催の、オオサンショウウオを探すイベントで、ここ菅田川で県内初の、チュウゴクオオサンショウウオと日本国有種オオサンショウウオとの交雑個体が発見されました!
その時の菅田川で発見されたオオサンショウウオについて、各社新聞にて記事が掲載されています。
菅田川のオオサンショウウオ 新聞掲載記事はコチラ→中日新聞・岐阜新聞・朝日新聞
世界淡水魚園水族館アクアトト・ギフにて、
菅田川で発見されたオオサンショウウオが展示されました→『岐阜のオオサンショウウオが大ピンチ!』
2.菅田川の小魚たくさん捕れました☆
網で川底の小石ごとすくえば、小魚がたくさんとれます。
アユ、オイカワ、ホトケドジョウ、アジメドジョウ、ゴッチャク、アカザ、ムツ、etc。
豊かな自然の中に、たくさんの生き物が生息しています。
2-1 鮎 (塩焼き&揚げ焼きにしてみました)
アユの特徴☆
・通常は河川で産まれて海に下り、成長すると再び河川に戻ってくる。 ・淡水域で暮らすものもいる。 ・天然鮎の体からはスイカやキュウリのような独特な香りがするため、香魚と呼ばれることもある。 ・鮎は草食なので、きれいな水で育った鮎の内臓は臭みがほとんどなく、まるごと食べることができる。 ・アユの寿命は1年と短く、1回繁殖行動をおこなうと死んでしまう。 ・秋になると産卵のため川を下り始め河口付近で産卵し一生を終える。 ・アユは縄張り意識が強い魚のため「占拠」という意味で、魚ヘンに「占」で「鮎」と書く説もある。 |
捕れたて鮎を食べてみました!BBQで塩焼き&揚げ焼き。身がホクホクでとてもおいしかったです。
2-2 オイカワ
水色とピンク色の模様、とてもきれいな色の魚です!
オイカワの特徴☆
・日本各地の河川に生息する淡水魚の外来種。原産は朝鮮半島や台湾。 ・流れの比較的緩やかな川を好んで生息している。 ・水性昆虫や藻などを捕食する雑食性である。 ・オイカワの他にも「ハヤ(ハエ)」「ヤマベ」「シラハヤ」などの呼び名も持つ。 ・体長は全長15cmほどの大きさの小魚である。 ・婚姻色の綺麗なオイカワが見られる季節は繁殖期の春~夏のみ。 ・成魚へと成長するまでには3年ほど要し、寿命は平均5年ほど。 ・オスはメスより大きく、2年ほどで全長15cm程度まで成長する。 ・婚姻色は繁殖期である夏に雄のみに見られる。 |
2-3 ホトケドジョウ
アカザと一緒に網に入りました!
ホトケドジョウの特徴☆
・全長は約6㎝、口ヒゲが4対8本、体全体に小さい暗色点があり、太短い体が特徴。 ・湧水のある湿地や水の澄んだ流れの緩やかな小川などに生息。 ・雑食性で水生昆虫や魚類、甲殻類、藻類、底生動物等を捕食。 ・3月~6月にかけて水草などに卵を産み付ける。 ・普段は温厚で大人しい性格。夜になると活発に泳ぎ始める。 |
2-4 アジメドジョウ (炊き込みご飯にしてみました)
アジメドジョウの特徴☆
・全長8 – 10cm。他のドジョウと比べ細長い。 ・背面には暗色の虫食い状の斑紋が入り、体側面中央には暗色の斑点の列または線が入る。 ・口は頭部の下にあり、半月型で唇が厚く吸盤状になっている。 ・口で吸い付いて伝うように移動する。 ・寿命は長く、10年以上生きる個体もいる。 |
アジメドジョウ炊き込みご飯にしてみました。栄養満点です!
2-5 ゴッチャク:カワヨシノボリ (ほう葉寿司にのせてみました)
ゴッチャクの特徴☆
・一部が砂に埋まった石の下に産卵床をつくり、石の下面に大型の卵を産卵する。 ・雄は産卵された卵を保護する。 ・ふ化した魚は海には降らず、親と同様の底生生活を始める。 ・産卵期は5月から 8月にかけて。 ・水生昆虫や付着藻類など雑食性 。 |
飛騨地方では、ほう葉寿司の上にゴッチャクをのせる食べ方もあるようで、やってみました!
2-6 アカザ
アカザの特徴☆
・ナマズの仲間としては小型で、体長は最大10cm前後。 ・体色は、やや赤色がかるが地域変異が大きい。 ・口ひげは上顎に2対、下顎に2対の計8本である。 ・胸鰭に1本ずつ、背鰭に1本の刺条を持つ。刺条には毒腺があり、刺されると痛む。 ・高温に弱く、水温が25度以上になると死亡個体が出始める。 ・夜行性。日中は水底の浮き石の下、岩の隙間などに隠れており、夜間や水の濁った時に活動する。 |
アカザを甘辛く煮詰めて甘露煮にしてみました!
2-7 カワムツ
カワムツの特徴☆
・比較的流れの緩やかな場所で柳などの生える場所に多い。 ・縄張りを形成して日中に活動。 ・落下昆虫や底生動物などをエサとしている。 ・産卵期は6〜7月。 ・淡水魚。比較的穏やかな流れの河川と湖沼が生息域。 ・成魚の体長は10-15cmほど。 ・オスがメスより大きく、大型のオスでは全長20cm近くなることもある。 |
カワムツはあまり食用には適していないみたいですが、食べるなら甘露煮や天ぷらがオススメかと思います。
3.大漁 仕掛け網にかかる菅田川の小魚 (いろいろ甘露煮に)
一晩仕掛けてみると、なにが掛かっているか子どもたちも楽しみです!
仕掛け網にかかる菅田川の小魚たち。いろいろ一緒に甘露煮にしてみました。
4.まとめ
菅田川は、オオサンショウウオやゲンジボタルが生息している川だけあって、清らかで水質豊かで多くの生物にとって理想的な環境です。
たくさんの生き物が生息していて、子どもたちにとっても自然の中で楽しめる良い遊び場です。
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